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クイックターン その@
言葉で説明されても分かりにくい動作、第一位??かもしれませんね。
一瞬の中に多くの要点が存在しています。
映像を見ると分かりますが、泳いでいるスピード(慣性)をそのまま回転する力に変えています。
頭を下げながら同時に膝によるキックの打ち下ろしを行い、回転動作のきっかけにしています。
泳いできた慣性が働いているので、回転し下半身が運ばれた後も身体が壁に寄せられています。
その結果、足が壁にしっかりと着壁しています。
足が着壁するのと同時に上半身はグライド姿勢を完成し、すぐに飛び出せる体勢になっています。
ポイントは視線の向き。映像では回転前に壁との距離を確認後、一切壁を見ていません。
回転後に壁を見てしまうと身体が壁と向き合う形で起きてしまい、飛び出しのための水平姿勢が保てないからです。
このことが素早い飛び出し体勢をとるためのコツです。 |
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クイックターン その@ スローモーション
上記ターンのスローモーションバージョンです。
細かな動作の確認ができます。
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クイックターン そのA
回転のきっかけになる"キックの打ち下ろし"を大きな動作で表現し、タイミングを分かりやすく行っています。 |
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クロール タッチターン
スピードを追求する競技者とは別に、初心者や一般スイマーであればこちらがお勧めです。
簡単・確実・安全の3拍子がそろってます。
まず大切なのは壁へのアプローチ。失速せずに壁に向かうことがポイントです。
タッチの際、壁と正面で向かい合ってタッチしてしまうと、その後180度身体を捻らなくていけない事になり動作が遅れてしまいます。
身体を横向きでタッチする事で、あと残り半分の90度だけ身体を捻ればよい事になり、動作の短縮が図れるのです。
スピードを失速せずにタッチできると、身体が壁に寄っていきます。
身体が壁に寄ることで肘が曲がり、身体を反転させるための壁押しの準備ができるわけです。
同時に、両膝を引き付けるようなイメージで脚を運んできます。膝を先導させ引き付けを行うと水の抵抗を受けにくくスピードが失速しません。
この時に泳いできたスピードが落ちていなければ、脚が流れて簡単に壁に寄ってくるので動作がよりスムーズに行えます。
ここでもスピードを落とさずアプローチする事は大切になるのです。
脚が身体と垂直に位置する辺りで、壁を押し、頭を進行方向へ勢いよく振り込みます。
慌てずしっかりと両手を揃えグライドの姿勢を作りましょう。あとは壁を蹴れば完了です。
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クロール タッチターン スローモーション
クロールタッチターンのスローモーションバージョンです。
細かな動作の確認ができます。 |
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両手で行うタッチターン 平泳ぎ編
平泳ぎのタッチは両手同時に。。。というルールがあります。まずはこの点に注意です。
クロールのタッチターンと基本は同じなのですが、唯一タッチの時点で身体を横向きにする事ができないことが相違しています。
タッチ後、素早く左手を水中から進行方向へ戻します。(右回りの人は右手)
このときに身体が横を向くので、その流れの中で両膝を引きつけます。
後はクロールの時と同様です。
壁を押すのと同時に頭を進行方向へ振り込む事で身体を反転させ、グライド姿勢を整えます。 |
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両手で行うタッチターン バタフライ編
タッチは両手同時にできるだけ同じ高さで行いましょう。
ターンの動作は平泳ぎと全く同じです。
ただ、平泳ぎは掻きをコンパクトに行うなどしてタッチのタイミングを図りやすい反面、バタフライではリカバリーを水面上で行っているためタイミングの取り方は難しくなります。
壁から5mくらいのところから調整し、上手くタッチできるようにしましょう。
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背泳ぎのタッチターン
壁が見えないので、5Mのフラッグが見えてから何掻きでタッチ。。。という自分の距離感を把握していなければなりません。多くを練習し、経験的に距離感を掴んでください。
クイックターンで行う方法もありますが、そちらはページ最初のクイックターンを参照してください。壁直前で背泳ぎからうつ伏せ姿勢になり、あとは同様です。
タッチは少し深めの位置で行います。深い位置でタッチを行うことで下半身を持ち上げやすくするためです。
映像では、脚を水面上で運んでいます。水中で戻すより抵抗が少ないので動作が素早く行えるためです。
壁にタッチした手を支えに回転しますが、タッチした手が右なら右回転、左では左回転で行いましょう。
練習を始めたばかりで慣れないうちは、クロールのタッチターンのように水面下で脚を運ばれても構いません。
膝からリードして、できるだけ水面ギリギリのところで足を運ぶ事がポイントです。 |
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背泳ぎのタッチターン(壁を目視しながら)
こちらの映像は壁との距離を測るため、水中で壁を目視しています。
これはターン時に限らず、不特定多数の方が利用するプールでは他のスイマーとの追突防止やスタート待ちで壁付近にいるスイマーの確認もできるので、目視による安全確認は必要になります。
首を捻って横から壁を見る方法もありますが、オーバーフロー構造のプール(水が溢れる構造)や水面下は確認しにくく、また身体の中心軸が動いてしまい泳ぎに影響することから、私はこちらの方法をお勧めしています。
目視の方法は、腕を深く入水しながら身体を伸ばすような感じで頭を後傾させて行います。腰が沈む等、身体が充分伸びていなければ頭は入っていきませんので注意です。
頭が入っている時は鼻から息を吐くようにする事で、水の浸入を防ぎます。 |
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背泳ぎのクイックターン
タッチターンと同様、壁との距離感が大切です。5Mのフラッグを基準に距離感を掴みましょう。
背面の姿勢からうつ伏せに反転する必要がありますが、クロールの呼吸動作のようにカラダの軸を中心に水平に回転します。
この時に失速してしまうと、ターンに必要な動力も失ってしまいます。うつ伏せに反転しながら手の掻きを使って推進力をキープしましょう。
ターンを終え、壁を蹴るときは”足の高さ”に注意です。
上半身よりも高い位置を蹴ってしまうと、水底を引きずるように沈んでしまいます。
逆に上半身よりも深い位置を蹴ると、たちまち水面へ浮上してしまうのです。映像のように、壁の蹴り位置、腰の高さ、頭の高さの3つが同じ高さになるように心がけましょう。
慣れないうちは、慌てずに姿勢をしっかり整えてから壁を蹴ります。進行方向が見えませんので周囲の安全確認を忘れずに!
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